こんにちは!『アーティスト活動を応援する』サウンドムーブです。このサウンドムー部#LOGでは『音楽を生業にする』基礎経営学やマインドなどを紹介しています。今回は『食べていけないフリーの演奏家』に悩んでいたり、目指すあなたにお伝えしていきます!
【目次】
- フリーの演奏家は個人経営者
- 商売のきほん=必要とされる
- 商材の強み弱みを知っている
- 顧客を増やしてから販売する
- タイム・イズ・マネーに限る

食べていけないフリーの演奏家を脱するための
基礎マインド5選
フリーの演奏家も個人経営者
フリーで演奏家として忘れてはいけない事があります。あなたは、演奏するだけの作業者でなく「仕事を取る(営業)」「お金の管理(経理)」「情報の発信(広報)」など、1人で行う『個人経営者』であるという事です。つまり、細分化すれば、営業が取った仕事(演奏)を現場(作業者)が行い、対価の演奏料を頂き、経理に預け管理し、経営者へ報告し経営判断をします。
当然のことながら、演奏家は「作業者」としての技術やパフォーマンスには長けている事でしょう。音楽学校でも「演奏」に重きを置いて教育されていますし、実際、作業者として「経営」を知らなくても食べていける人たちもいます。
この様に食べていける演奏家に共通する特徴
誰でも「経営」を知らずに食べていけるなら、演奏家人口が上がるでしょう。多くの方はつまずきます。何故ならば『経営の仕方』を学ばずに社会に出てしまっているからです。でも「経営って難しそう」「今から学び直すのは..」と思われるかもしれませんね。例えば、投資して経営のプロに頼むのも手です。ですが『投資して回収』できるほど稼げるか?の算段や『経営書を購入して独学』するのも(人によりますが)挫折し易いでしょう。このブログでは、フリーの演奏家に必要な『経営の基本』を経営の初心者向けにお伝えしていきます、参考にしてみて下さいね。
フリーの演奏家向け「経営のきほん」
①のおさらい
フリーの演奏家は・・
・『経営者』であり
・『作業者』であり
・『商材は演奏(あなた)』
です!
商売のきほん=必要とされる
まずは、商売の基本は「必要(ニーズ)」があるかどうかです。皆さんが、何か購入する時の理由は『必要だから』『欲しいから』買いますよね。つまり、あなたの演奏が「必要」「欲しい」所で「演奏ができれば良い」のです。ただし、無理してニーズに合わせて
次に「商材(品)の信頼性」を伴うかです。どんなに必要でも「知ってる商品」「知人に勧められた商品」から選びます。「新商品の購入」は、大抵そのメーカーや企業を知る「ブランドの信頼性」です。そして商材の「質と価値の信用性」を考慮します。消費者心理は「資金や時間を失敗せず有効に使いたい」のです。
そして「(欲しい人層へ)的確な情報発信」が大切です。人は「自分にとって不要な情報」は見ません。見ても忘れてしまいます。手軽で便利なSNS。でも時間や労力を割いてるのに効果が上がらない方も多いのではないでしょうか。本当に必要な相手に届きやすい方法を考える事も必要です。
これは商売に限りませんが「人としての成熟度」「本職としての姿勢」です。補足:後者の本職は、商売以外に専業主婦も含むので商売に限らずと記載します。
「それは分かってるけど・・」「現実は厳しい」その通りで、一筋縄でいければ皆困らないのです。では何故うまくいかないのか、この辺りを知りたい方は下記リンク先で詳しく解説しています。
売れない原因要因を徹底解説!
②のおさらい
商売のきほんは・・・
・提供するものに『必要があるか』
・提供する人とものに『信頼できるか』
・『欲しい所へ情報を提供しているか』
・『人としてプロとしての姿勢』
です!
商材の強み弱みを知っている
演奏家の場合、商材は「演奏」「自分」となりますが皆さんは演奏と自分の特色(強み弱み)を第三者に簡潔に伝えることができるでしょうか。
例えば、演奏で言えば「ジャンル」「楽器」のリズムやメロディー・音色の違いはもちろんですが、メジャーかマイナーか、花形と支え役とか、発祥地(国)の文化や歴史などの背景も特色(強み弱み)になります。また「演奏スタイル」では、即興系・伝統系・古楽系・弾き語り系・混合系など大まかなものから、表現や技の違いなどの細かいものまで様々、それぞれ特色があることでしょう。
次に「自分」の特色(強み弱み)ですが、演奏の特色で「何故自分はそれを選んだのか」「何に惹かれてそれを選んだのか」から辿っていくと「演奏の特色」もさらに見え易いです。
それらを加味して「商材(演奏と自分)の明確な方向性」が見え、どんな特色を持つ人々が聴きたいか(欲する=ニーズ=商売のきほん)が見え易くなります。